任地に来て約一週間の巻
任地のワドメダニに来て、一週間が経ちました。
青ナイル川沿いにある、薄いピンク色の可愛らしい建物が私の配属先である保健省。
首都のハルツームに比べ緑が多く、鳥や鈴虫の声が聞えてくる。
昼間はいつものように40℃くらいあってとても暑いけれど、湿度が20~30%で、日陰を選べばまぁまぁ涼しい。
配属先のゲジラ州保健省PHC局学校保健課は、7つの局のうちの一つPHC局の中に属している。
同僚のDr.はいい人で、英語を交えて会話をしてくれる。
英語でも何を言っているか分からないこともあるけれど、それでも理解してもらおうと頑張ってくれる優しさがありがたい。
配属されてすぐに、ワドメダニの小学校を巡回すると思っていた私は、「人事異動があったから、分からないのよ。」と言うDr.の一言で、その妄想は砕け散った。
協力隊あるあるがきた…!
それから数日は、同僚が学校のコーディネーターや行政機関に連絡をしてくれ、その人達とこれからのことについて話し合ったりして一週間が経った。
話し合うといっても、話に入りたくても全体の50%にも満たないくらい理解できないし、ましてや自分の言いたい事なんか全然言えないので、本当に悔しい。
一番悔しいのは、分からないでいると、小馬鹿にされること。
保健省は女性の割合が多く、女性特有の社会がある。
一日の初めに交わす挨拶は、きれいな言葉を並べた怒涛の挨拶。
ちょっと話に入ろうとすると、結婚しているのか、子供はいるのか、ムスリムにならないかなどなど…
どんな意図で聞いてくるのかわからないので、ちょっと疲れる。
どこにいっても女性社会の人間関係は、同じようにあるんだなぁと実感。
そんな悔しい想いを抱えたままの自宅まで帰り道は、やっぱりアジア人、とっても目立つ。
すぐに「チャイナ!」「シーニー!(中国人)」と言われるし、強引な車に轢かれそうになるし…いろんなことが悔しくなった。
絶対ペラペラになって、言いたい事言えるようになるんだもん!!!と思う。
まだ一週間しか経っていないので、これからこれから。
早く学校に行ってたくさんのこども達に会いたいな。
よしっ、明日からもまた頑張ろう!