スーダンの観光地は君に決めた!の巻
あまり観光と言う観光名所がないスーダンですが、その中でもスーダン隊員がここは!と言って行きたい場所があります。
それが「ポートスーダン」。
海にほとんど面していないスーダンの、唯一、海のある地域です。
紅海に面していて、他国との貿易のほとんどがここから行われています。
中国が最大の貿易相手国で、日本は輸出先のなんと2位。
日本は主に、原油や石油製品をスーダンから輸入しています。(日本からは輸送機を輸出)
私はこのポートスーダンにしか国内旅行に行くことができなかったのですが、久しぶりの海に興奮して、海の幸は本当に「幸せ!!!」だと感じました。
今回はそのポートスーダンと、その近くにある観光地スアキンをご紹介します。
① ポートスーダン
首都ハルツームからバスで約11時間…途中サービスエリアのようなところで休憩しながら着きました。
着くと、警察官に「パスポート見せろ~」と言われ、コピーを奪われる。
着いて感じたのが、「湿気!」。
やはり海が近いので、首都や任地では感じなかった湿気を感じました。
シリア人の友達のシリア人の借家を借りて、そこを拠点に、観光しました。
【街】
借りていたアパートの近くがもう港の近くだったのですが、海の香りが。
貿易してま~すという感じの雰囲気で、お土産屋さんやカフェ、ビリヤード、水族館、スーパーマーケットもあり、クオリティは低いかもしれませんが、私には十分すぎるリゾート地でした。
【魚市場】
魚市場の活気は、まるで築地市場のよう。
「バンッバンッ」と魚をたたき切る音が響いていました。
もう使い込みすぎて、包丁というより、木刀で魚を殴っているように見えましたが…。
早朝からお昼くらいにかけて地元のお店や住民が買いに来ていました。
私たちは、「海の魚」というめったにお目にかかれないご馳走に目を輝かせて、たくさん購入。
伊勢海老も買っちゃいました。
もう最高です。
アパートで、海の幸を調理して食べました。
お刺身のありがたみ、感じました。
【サンガネーブ】
一番の目的だった、海で泳ぐこと。
中心地から車で約1時間の所に、ホテルも併設しているツアー会社があります。
海外からの人が多く来るということで、価格設定も高め。私たちのツアーは100ドルでした。
とても楽しみにしていましたが、あいにくこの日は風が強く、船をサンガネーブまで出せないと言われてしましました。
その代り、40ドルで近くのサンゴ礁スポットまでなら行けるということで、レッツゴー!
なんてきれいな所でしょう。
エメラルドクリーンの海が一面に広がり、私たちだけしかいない海。疲れ果てるまで泳ぎました。
サンゴ礁がたくさんあり、魚もたくさん。
すばらしい海でした。
サンガネーブまで行けたら、こんな所みたいです。
インシャアッラー。
② スアキン
昔ポートスーダンの都であった、スアキンという街も散策。
全ての家の壁がサンゴ礁で作られており、今は住んでいる人もあまりいないそうですが、ステキな所でした。
海辺では、地元の人達が集まって遊んだり、おしゃべりをしたりしていて、ちょっとお邪魔しました。
こんな場所があったら毎日来ちゃうなーと思いながら、平和な雰囲気に癒されました。
帰りは、行きのバスの苦痛から逃れるため、飛行機で。
前日に空港でチケットを買い、トルコ航空で片道3000円くらい。
約1時間ちょっとで首都に着いたので、快適な空の旅でした。
ポートスーダンがあって本当に良かった。
これは多分、私だけではなくスーダンの人達や現地で生活する外国人もそう思っていると思います。
もしスーダンへお越しの際は、ぜひ行ってみてください。おすすめの観光スポットです!