学校見学その壱の巻
活動開始から2週間が経って、ようやく一つ目の学校へ行くことができました!
それはもう、こども達に会えるのがワクワクで。
3月に仕事を休んでからずっとこどもに触れる機会がなくて、こども達に会いたかったのです。
やっとこの日が来ました!
いつもよりも早めに出勤し、教育省の職員も一緒に車ぎゅうぎゅう詰めになりながら走ること15分…
着きましたサイーダ アーアサ 女子学校!
7歳~14歳までの女の子が在籍している小学校。(日本でいう小学校1年生~中学校2年生)
在籍数は500~600人くらいの8クラス。
ゲジラ州の中では、一番貧しい地域のこども達が通っているそう。
挨拶を済ませて、教室を廻らせてもらったけれど、とにかく人数が多い!
1学年が1クラスにいるので、1クラスに70人くらい。
一つの長椅子に5人くらいが座っていて、端の子は落ちそうだし、床に座っている子も。
けれど床に座っていると、先生に「席に座りなさい!」とムチのようなもので叩かれるという、、
後ろの席は前が見えずらいし、床でもいいから前に行きたい気持ち、わかるんだけどなぁ。
こども達に挨拶をすると、みんな元気いっぱいの挨拶で「アッサラーム アレイコム!!!」
かわいい!かわいすぎるー!
4年生の英語の授業は、ミニ劇をしたり、糸電話で会話をしたり、歌を歌ったりととても活動的でびっくり。
日本ってどうだったかなぁ。
授業見学の他には、学校全体の見学もさせてもらいました。
まずは、水道。
あれ?一個しかない??
水を溜めるよく道端で見かける器はあるけれど、中は空っぽ。
聞くと、この水道一つだけで手を洗ったり、水を飲んでいるとのこと。
おおー。足りないよね…?
お次は、トイレ。
6個のトイレがあって、その内一つは教師用で、鍵がかけてある。
中を覗くと…ボットン便所。
そして、食堂。
スーダンでよく食べられているターミーヤとパンが売られていたけれど、
その横の販売所にはお菓子売り場が。
これって必要かなー?と思いながら、売り場の方々と写真を撮る。
トーブがよく似合っていて、キレイです!
あとは、使われていない広いグラウンドがあって、ゆくゆくは植物を植えたりしたいと言っていた。
けれど、お金がないからできないとのこと。
この小学校の教員数は、18名。(女性17名、男性1名)
教員は、見たところ身なりがきれいで、それなりに良い暮らしができていそう。
けれどこども達は、朝食も食べず、キャンディを舐めている子がたくさん。
教育って平等にあるべきだよなぁと思うけれど、そのためには福祉も必要で、、
日本でもそうだけれど、むずかしい問題だなと思う。
初めての学校でここに来て、いろいろと考えさせられました。
需要と、自分にできることと、効果的なことが一致することってなかなか見つからないかもしれないけれど、重なることを少しずつ進めていけたらと思います。
また次の学校も、どんなこども達に会えるかたのしみだ!
今度は男子学校なのでまた違った様子なんだろうなー
しばらくそんなワクワクでがんばれそうです。