祈ることしかできない。の巻
6月3日に、スーダンでとても悲しいことが起こりました。
軍による民間人の虐殺です。
12月中旬から続いているデモですが、4月に独裁政権を握っていた元大統領のバシール氏が軍のクーデターにより解任されてからも、民間人が政権に加われるように抗議し続けてきました。
6月3日は、ラマダン(断食)の最終日。ラマダンの中でもずっと抗議し続け、軍の建物の前で座り込みや、国全体のストライキなど、行動をしてきましたが、それを軍は武力によって解決しようとしました。
初めは死傷者約十人と報道されていましたが、日に日に増える死傷者の数。現在少なくとも死者113人、傷者約500人にも上ります。
しかし、保健省は死者数を61名と説明しています。
銃やムチを使っての攻撃。その他にも惨いことをしているようです。
軍も民間人も同じスーダンの人。
やさしくて温厚なスーダンの人ではないのでしょうか。
彼らにも家族や知り合いがいるのではないのでしょうか。
どうしても、なぜこんなことができるのか理解できません。
スーダンだけではない、他の国との関係もあるのでしょう。でもだからと言って無差別に人を殺すのは理由になっていない。
この先、また同じようなことが起こってしまうのか、国民が武器を持ってしまうのか、と考えれば考えるほど、お世話になったスーダンの人達の顔が出てきます。
どうか平和に、どうか無事で、大好きなスーダンにまた行ける日を願っています。