出産祝いの巻
日本の出産祝いはどんなものであったでしょうか。
スーダンでは、こどもが生まれて1週間が経つと出産祝いが親戚家族総揚げで自宅にて行われます。
同僚姉妹の娘が出産したということで、その方の自宅へ訪問。
男性女性で会場は異なり、15時~19時くらいまで男性は男性、女性は女性で話をしたり、ご飯を食べたり、踊ったり。
イスラム教では、必ずと言っていいほど全員に握手をして挨拶をします。
全く知らない人であっても、嫌いな人であっても。
女性全員に挨拶するだけでも、20~30人くらいいるので、途中から挨拶が適当になってしまうけれども、形だけでも挨拶。
そしてやっと奥の部屋にたどり着くと、赤ちゃんとそのお母さんが。
赤ちゃんってどうしてこんなに可愛いのでしょう。
いるだけでパッと周りを幸せにしてくれる雰囲気。
ずっと見ていても飽きない。
お母さんに祝福の言葉を言い、みんなのいる庭へ。
いつもより豪華なご飯が出され、食べ終わると、「ヨイヨイヨイヨ~イ!」と甲高い声が。
結婚式でも良く聞くこの声は、おめでたい時に女性が盛り上げるための声のようで、どこからどうこの声を出しているのか不思議なくらい甲高い。
そして、何人かは音楽に合わせてダンス。
体の使い方がとっても上手で、見よう見まねで私も踊ってみました。
踊っていると周りの人も盛り上がるし嬉しそうなので、まんざらでもなく踊る。
とにかく楽しかったです。
辺りが暗くなるまで踊って、笑って楽しんだところで、みんな帰る雰囲気になり徐々にそれぞれさようなら。
ここでも、ほぼ全員、家の主には必ず挨拶をします。
お母さんと赤ちゃんは楽しんでくれたかは疑問だけれど、みんなが赤ちゃんに会いに来て、楽しそうにしているのでいいのかな。
男性と女性はどうして別々なんだろうと思うことがいくつもあるけれど、なんだか女子会みたいで、女子でしか話さないような話しもできて、楽しかったです。
家族を大切にするスーダンの文化、温かくて大好き。